便秘とは?

通常1日に1〜2回の排便がありますが、便秘は排便が異常に少なく、便がかたく、排便に苦痛を伴うのが便秘です。
しかし排便には個人差もあり、たとえ2〜3日に1回の排便でも、排便がスムーズなら便秘とは言いません。
特に女性の方は排便のタイミングを逃しやすく、便秘になりやすいと言われています。

便秘の症状

一般的に便秘とは病気が無い場合を言い、機能的便秘や慢性便秘と言います。
機能的便秘は大腸性便秘と直腸性便秘に分けられ、大腸性便秘は、弛緩性便秘とけいれん性便秘に分けられます。

弛緩性便秘

大腸の蠕動運動が低下し、便を押し出す力がなく、便秘になるものです。
予防は、食事療法以外に軽い運動をして消化管への血行をよくし、腹筋力を高める必要があります。

けいれん性便秘

大腸壁の炎症や下部大腸の神経の興奮によって大腸壁が緊張しすぎ、けいれんを起こして便が先に進まなくなるのもです。予防は出来るだけ腸を刺激しないことです。

直腸性便秘

習慣性便秘とも呼ばれています。便が直腸に送られると、「便が溜まったよ。」という伝令が大脳に送られ、大脳が「排便せよ。」と指令を発することで、排便あ行われます。
ところが、大脳からの指令を、時間が無いなどの事情で、逸してしまうことが多いと、脳は指令を出さなくなります。
改善には、便意がなかっても、ゆっくり便座に座る習慣をつけ、排便の規則性を取り戻すようにします。

便秘の予防のポイント。

弛緩性便秘や直腸性便秘の場合は、食物繊維の多い穀類、豆類、いも類、果物類、海藻類などを多くとる食事をします。また、朝起きたらすぐに冷たい牛乳や水を飲むようにするのも良いです。けいれん性便秘は食物繊維の多いものは控え、刺激の少ない物にします。

便秘に有効な栄養素。

セルロース

植物を構成する主成分で、グルコースが結合した多糖類です。腸管に刺激を与え便の核となり、便量を増やし自然な便通を促します。

乳酸菌

生きたまま増殖することで、有害菌の繁殖を抑え、腸内環境を整えます。また腸の働きを活性化し、消化・吸収を促し、便通をよくします。

ビフィズス菌

ビフィズス菌が生成した有機酸が腸の蠕動運動を促し、その結果排便がスムーズになります。

ビタミンB1

自律神経によって自動調節されている腸の運動は、ビタミンB1が不足する事で自動調節の機能は衰え、腸の運動も弱くなることから便秘になりやすくなります。

パントテン酸

腸の筋肉の蠕動を促すアセチルコリンは、パントテン酸が体内で合成します。

カリウム

カリウムには筋肉の収縮・弛緩を助ける働きがあるので、腸内の筋肉の働きを促し 蠕動運動を助けて、便秘解消に働きかける効果があります。

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