コレステロールとは?

コレステロールと聞くだけで、悪い物質のように聞こえますが、実は人間の体を維持する上で不可欠な物質でもあります。
細胞膜を形成し、神経伝達に関与し、副賢皮質ホルモンを合成します。ただコレステロールは食事から摂取されますが、体内で合成されるコレステロールは食事よる摂取量の約2倍になります。
摂りすぎによるコレステロールは動脈硬化の原因となる悪い面もあります。

悪玉(LDL)と善玉(HDL)コレステロール

コレステロールを体中に運ぶ役割をするリポタンパク質がLDLと呼ばれ、体内で余ったコレステロールを回収して肝臓に運び、胆汁やホルモンとして再生出来るようにするのがHDLと呼ばれています。

動脈硬化を招く余剰コレステロールの原因を作るLDLが悪玉コレステロール、血管の掃除役とも言えるHDLが善玉です。

コレステロール量はバランスが大事です。

コレステロール値が高い人は高コレステロール食品は控えめにしましょう。LDLコレステロールを減らし、HDLを増やすためには、食物繊維やDHAEPAを含む食事をバランス良く摂りましょう。
また少量のアルコールはHDLを増やしますが、飲みすぎると逆にLDLを増やすことが分かっています。

適度な運動が大切です。

体内のコレステロールを良好な状態に保つには、適度な運動も効果がります。よく歩く人ほどHDLが多いというデータがあります。1日に1万歩以上歩く人と2千歩の人との差は、3倍以上HDL量が違います。最近はLDLや中性脂肪の多い子供が増えていますが、食事と運動の両面を改善することで解消されると言われています。

コレステロールの基準値

血液中の総コレステロール値は130〜219mg/dlの間が正常とされています。それ以下では貧血や脳出血にかかりやすく、それ以上であれば動脈硬化のおそれがあります。

善玉コレステロール値は40〜70mg/dlが標準で、40mg/dl以下の場合は動脈硬化が起こりやすくなります。

健康診断で一緒にデータをとる中性脂肪は50〜149mg/dlが基準値になります。コレステロール値が正常であれば、少しくらい高くても心配ありませんが、両方が高い場合や大幅に基準値を超えている場合は、早めに医師の診断を受けましょう。

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