DHA(ドコサヘキサエン酸)とは?

青魚に多く含まれる栄養素でおなじみのDHAは、多価不飽和脂肪酸の一つです。
脳細胞や神経組織に多くあり、脳の発達に一役かっています。
また善玉コレステロールを増やし、血圧を下げるといった効果はEPAと、とてもよく似ています。

DHA(ドコサヘキサエン酸)の効果。

代表的な効能を下記より紹介します。

授乳中や妊娠中にも必要です。

母乳中に多くのDHAが多く存在することから、DHAと妊娠や出産、発育との関係も注目されています。
DHAの摂取量が低い妊婦は、脳、神経、心臓、血管、視力などが未発達な未熟児を出産する傾向にあることが分かっています。したがって特に妊娠中は積極的に摂取したほうがいいでしょう。
また産後もDHAは新生児にとって必要です。特に母乳で育てている新生児はαーリノレン酸からDHAを合成することが出来ませので、母親はDHA不足にならないよう注意が必要です。

脳に働きかけ認知症の予防に。

DHAは血液と脳の間にある「血液脳関門」を通過できる数少ない物質の一つです。
この関門を通過できるDHAは脳細胞の機能を正常化させることが明らかになっています。また、脳にある記憶や学習と関係の深い「海馬」にDHAが多く存在することがわかっています。
またDHAの投与により老人性痴呆症や脳血管性痴呆症の改善効果を得たとの報告もあります。

DHA(ドコサヘキサエン酸)に関する情報サイト。

DHA(ドコサヘキサエン酸)の効能
生活習慣病の予防だけでなく妊婦さんにも大切な、DHAの効果や上手な摂取方法や認知症の解説などを紹介しています。

DHA(ドコサヘキサエン酸)を摂るときの注意事項。

DHAは空気中において最も酸化されやすい多価不飽和脂肪酸です。大量に摂り過ぎると逆に酸化物質を増やすことになりかねません。酸化物質が増えれば生活習慣病の危険性が高まります。
適正な摂取、保存方法を心がけ、抗酸化物質(ビタミンEβカロテンなど)の補給を十分に行うことが大切です。また、EPAと同時に摂取すると効果を高めてくれます。

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