ミネラルの代謝(ミネラルとは)
ミネラルとは体内にある炭素や水素、酸素、窒素を除いた元素のことをいいます。体内に微量しか存在しないながらも、体の機能を維持していくのに不可欠なものです。
体内でつくることが出来ないので、食事でとる必要があります。
食事に含まれるミネラルは、小腸を中心に、胃や大腸でも吸収されます。この時ビタミンCやビタミンDなど、ミネラルの吸収を促ものがあるかないかで、体内に入る量は大きく変わります。
ミネラルの代謝(各組織では・・・)
吸収されたミネラルは血液によって肝臓へ運ばれ、種類ごとに体内の各組織で使われます。
そして毎日ある一定の量が、尿によって体外に捨てられます。
ミネラルの使われ方。
ミネラルの多くは、骨や歯など硬組織に届けられます。カルシウムやリン、マグネシウム、亜鉛といったものが主となり、骨をより強くしなやかにする為に使われます。
残りは筋肉に届けられ、収縮などの為に使われます。ここにもカルシウムやマグネシウム、リンのほか、マンガンや鉄などが含まれています。また微量ながらも、栄養素のエネルギー化など、体内の器官を円滑に動かすための潤滑油として使われます。リンはTCA回路で出来たエネルギー、ATPの成分となったり、細胞膜に使われたりしています。
胃液の材料としてナトリウムが使われていたり、髪や爪にイオウが含まれていたりと、様々な場所に色々なミネラルが使用されています。
またミネラルの中でもカリウムやナトリウムなどは、体液中のphを整えるイオンとして働きます。梅干を食べても人間の体は酸性に傾くことはありません。それは、常に体液中のイオンが一定となるよう、保たれているからなのです。このバランスが崩れそうになった時は、肺と腎臓が働いて、phを自動的に整えます
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