銅とは？

貧血の多くは鉄分不足から起こる鉄欠乏症の貧血ですが、鉄分が十分にあっても銅がないと貧血になります。ヘモグロビン合成時に銅は必要不可欠なのです。

銅の効果。

代表的な効能を下記より紹介します。

貧血を予防します。

赤血球にあるヘモグロビンは、体中の組織に酸素を運び、血液に赤い色を付ける血色素です。鉄はヘモグロビン合成時の構成要素ですが、その構成時に銅が働きます。
銅が不足すると、ヘモグロビンの量が減り、赤血球が小さくなって貧血を起こします。

骨や血管を強くします。

銅を含む酵素は、コラーゲン生成時に働きます。コラーゲンは骨の基礎を作り、血管そのもののチューブを作ります。
骨がスカスカになる骨粗鬆症や、血管がもろくなって引き起こる動脈硬化を防ぐのにも、銅が必要になります。

メラニン色素を生成します。

銅が不足すると、髪や皮膚の色が抜け落ちる脱色の症状が現れます。
それは、メラニン色素をつくるときに必要な酵素に銅が欠かせないからなのです。
メラニン色素はシミなどをつくる悪のイメージがありますが、紫外線から体を守る重要な役割を担っています。

銅に関する情報サイト。

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銅を摂るときの注意事項。

銅はあまり不足することはありませんし、過剰症の心配もありません。
ですが、注意する点は銅の容器です。銅の容器に酸性飲料を入れて、置いておくと銅が溶け出し、それを飲まれた方が急性中毒を起こした例があります。しかし通常の食生活では中毒は起こりませんので、ご心配はいりません。