ビタミンの代謝(ビタミンとは)

ビタミンには、水に溶ける水溶性ビタミンと、油に溶ける脂溶性ビタミンの2種類があり、日々体内で行われている機能をサポートしています。
ビタミンはどちらも小腸で吸収され、水溶性ビタミンは血液を通って肝臓に、脂溶性ビタミンは脂質とともにリンパ液を通って、肝臓に運ばれます。そして種類に応じて体の各所で働きます。

水溶性ビタミンの使われ方。

水溶性ビタミンにビタミンB群ビタミンCの9種類があります。とくにビタミンB群には、体内でエネルギーをつくる際のサポートをするものが多いのが特徴です。栄養素が酸化され、アセチルCoAに変わるときにも必要です。

TCA回路に必要なビタミンB2や、タンパク質をエネルギーに変える際に欠かせないビタミンB6などは、不足すると代謝がうまく行われないで、よく体を動かす人ほど必要量は多くなります。

ビタミンCには、酸化型と還元型の2種類あります。酸化型とは体内にある活性酸素がビタミンCにくっついた形、還元型とは、酸化型にくっついていた活性酸素が外れた形のことを指します。ひとつでも多くのビタミンCが酸化型になることで、体内にある多くの活性酸素を取り除くことができ、結果、老化防止につながります。

脂溶性ビタミンの使われ方。

脂溶性ビタミンにはビタミンAビタミンDビタミンEビタミンKの4種類があります。皮膚や粘膜の生まれ変わりを促進するなど、体内の機能を維持していくためのは欠かせません。
肝臓にたどり着いた脂溶性ビタミンは、タンパク質や脂肪酸とくっついて、必要な器官に必要な分だけ送られ、使われます。

脂溶性ビタミンは多く摂り過ぎても肝臓などに蓄えることができるビタミンです。但しあまりにたくさん摂り過ぎると過剰症が起こりますので、サプリメントによる摂り過ぎには注意しましょう。

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