がんとは?

人の体内にはもともとがん遺伝子を持つ細胞があります。それが何らかの刺激により突然変異を起こすことで、がんは発生します。
通常細胞はある程度の細胞分裂を繰り返すと壊れるようになっているのですが、がん細胞は死滅することなく、細胞分裂をどんどん繰り返し、がん細胞を増やしたり、体のあちこちに転移をしてきます。

現在日本では、部位別死亡率では胃がんが減り、大腸がん、乳がんなどが増えています。
これは食生活の欧米化による脂肪摂取の増加や食物繊維摂取の低下が原因と言われています。

症状や予防のポイント。

代表的な症状、予防ポイントを下記より紹介します。

症状。

種類によって違いますが、あまり初期症状がない怖ろしい病気です。手遅れになれば怖ろしい病気ですが、早期発見できればけっして治らない病気ではありません。
がんは静に進行していきますので、早期発見のためには年に1〜2回の定期検査をしっかり受けるようにしましょう。

予防のポイント。

禁煙と食生活改善で、がんの原因の3分の2は取り除くことができると言われています。
脂肪の摂り過ぎ、食塩の摂り過ぎ、アルコールの摂り過ぎはがんの誘因になりますので、できるだけたくさんの種類の食材を摂り、腹八分目を守って食べることで、がんの予防になります。
また楽しく食事することも大切ですので、がんを気にし過ぎてストレスを招かないようにしましょう。

がんに関する情報サイト。

がん対策情報

厚生労働省のホームページで、がんを知り、がんと向き合うことを詳しく紹介されています。

がんに有効な栄養素。

食物繊維

発がん物質を吸着し排泄する作用があると言われています。
便秘を改善して大腸がんを予防し、腸内細菌により、植物性エストロゲンに変化し乳がんを防ぎます。

ビタミンA

粘膜を正常に保ち、がん化するのを防ぎます。がんとたたかう免疫細胞を高め、さらには、がんを直接攻撃するという報告があります。

ビタミンCビタミンE

発がんのおそれがあるニトロソアミンの生成を抑制する働きがあります。ビタミンEはビタミンCの効力を持続させ、粘膜のがん化を防ぎます。

ビタミンB

免疫力を強化により、発がんに対する抵抗力をつけます。

ビタミンD

がんに栄養を送るための新生血管が出来ないようにする働きがあります。
がん細胞の増殖を阻止し、がんを縮小させます。

セレニウム

抗酸化作用により、体内に過酸化脂質の生成を抑制します。またセレンが少ないと、がんになりやすくなるとも言われています。

セサミノール

抗酸化作用により、体内に過酸化脂質の生成を抑制します。

クルクミン

強力な抗酸化作用と免疫力を高める作用により、がんの発生を予防します。
また、がん化した細胞の増殖を抑える作用があると言われています。

カテキン

胃や小腸など、消化器系のがん予防に特に有効、胃・十二指腸潰瘍を悪化させるピロリ菌の作用を抑える作用があると考えられています。

アリシン

発がん物質を解毒する作用と、強力な抗酸化作用でがんを予防します。

カロテノイド

β-カロテンが各種がん予防に有効なのは、おおくに知られていますが、他のカロテノイド研究も進められています。

ビフィズス菌

有害物質の生成を防ぎ、免疫力を高めて発がんを抑えます。

キチン・キトサンコラーゲン

免疫力を高めて、がんを予防します。キチンに含まれるオリゴ糖にがんの増殖、転移の抑制、がん病巣の縮小などの治療効果も報告があります。

フコイダン

昆布やもずくなどに含まれる多糖類で、がん細胞の自滅を促す作用があると言われています。

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